ざっくり雑記

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ギフテッド

 

gifted/ギフテッド (字幕版)

gifted/ギフテッド (字幕版)

  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: Prime Video
 

 飛びぬけた数学の才能を自殺した天才数学者である母から引き継いだ少女メアリーと、母を亡くした彼女を引き取った叔父フランクの慎ましくも和やかで楽しい暮らしと、メアリーを類まれな才能にふさわしい世界へ連れ出そうと干渉してくる祖母イブリンをはじめとした周囲との軋轢を通して、才能と幸福の関係性の在り方を描いた映画。

 

「PUSH 光と闇の能力者」に引き続き、またもやマイク・エヴァンスと少女の組み合わせ。

 

イケメンヒゲ面マッチョと少女のコンビしか勝たん時期が映画業界にあったのだろうか。

 

内容は典型的な、才能に人生を狂わされそうになる天才がなんやかんやあって平穏な日常とのバランスを見出して落ち着いた人生を取り戻すという筋書きなのだが、天真爛漫なメアリーや人格者フランクの人物描写や微笑ましい団欒がどこまでも自然体で、本当の家族の日々の生活を素材の味を損なわずに切り出した上質なドキュメンタリーのようであり、押しつけがましい観念的な価値観が前面に出て説教臭くなりがちな題材にも関わらず、抵抗感や反感を覚えずにすんなりと楽しめ、かつ感動できた。

 

ところでメアリーの学校の先生たちが、揃いも揃ってやたらグラマラスで色気たっぷりなのは、何か演出上の意図があるのだろうか?