ざっくり雑記

ざっくりとした雑記です

2,000円

クレジットカードで先月購入したパソコンの代金をコンビニへ支払いに行ったら、その帰りに駐車場で2,000円を拾った。

 

小銭ならコンビニの募金箱なり賽銭箱なりに放り込むが、2,000円という大金は心置きなく勝手に処分するには微妙な金額。

 

近場に居た人間が落としたのではと声を掛けたが、全員に自分のではないと拒絶される。

 

仕方なく近場の交番へ届け出る。

 

どこから聞いた噂か、交番に届けた拾得物は、落とし主が見つかったら1割が謝礼としてもらえるとか、半年落とし主が現れなかったら拾った人間のものになるとか、まことしやかな話をなんとなく真に受けていたが、実際は少し違った。

 

謝礼の内容に特に決め事はなく、拾った人間と落とし主の間で交渉するお任せ式で、また、落とし主が見つからなかったら拾得物が拾った人間のものになるのはその通りだったが、半年ではなく2か月待つだけで貰える。

 

ただし、貰える期間は2か月後から2か月間の間で、この辺は携帯電話の2年契約縛りで、違約金なしで解約できる期間が1か月しかないのと似たようなシステムとなっている。

 

携帯電話の契約と似ているのはそこだけではなく、拾得物の権利に関して、色々とオプションが選択できるのもそうだ。

 

落とし主が見つかったら、交番に届け出るまでにかかった交通費を請求するかとか、落とし主が見つからなかった場合、拾得物の権利を放棄するかとか、権利関係について、色々と細かく設定できる。

 

余計な個人情報が洩れるのは避けたかったので、落とし主が見つかった場合はこちらの素性は明かさず、代わりに交通費も請求しないことにした。

 

交通費を請求する場合はお互いの素性を知る形になってしまうようで、そこはなぜか融通が利かない。

 

そして落とし主が見つからなかった場合はがっつり2,000円を心置きなく貰うオプションを選択。

 

落とし主が見つかるに越したことはないが、見つからなかった場合に手元にやってくる後腐れのない2,000円のことを想うと胸が高鳴るのも偽らざる事実である。

 

ちなみに先月購入したパソコンはこちら。

10年前ぶりの買い替えなので奮発したが、その分しばらくは節約生活を余儀なくされる哀しきワーキングプア