157参る 時を越える時計台
天気が良かったので、気の向くまま風の向くままサイクリングへ繰り出す。
当てもなくうろうろしていると、通りがかった交差点の一角で、電話ボックスくらいの背丈の小柄な時計台を発見。
それなりの年代を感じさせる意匠と風格だが、肝心の時計は日付をデジタル表示する今時の作りの時計が据え付けられている。
時代考証に無頓着と言ってしまえばそれまでだが、これはこれで、新旧のテイストが入り混じった独特の風味を醸し出しており、時代や流行に左右されない泰然とした存在感を放っている。
旧跡を土地の歴史を伝承する記念碑として保存しようという、伝統を尊重する姿勢には頭が下がる。
その後、近くにあった神社で157度目のお百度参りを行う。
その裏手の石灯篭が、いやになめこに酷似していたことに感銘を受け、思わず写真撮影。
道祖神の一種なのだろうが、男根というよりはなめこ感が明らかに強い。
実際のところ、制作者が何を意図してデザインしたのか、話を聞いてみたい。