ざっくり雑記

ざっくりとした雑記です

ファンタスティックなビースト


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年間パスポートを買った近所の動物園を、元を取るために再訪する。

 

今日もいい天気。

 

週末なので、入場券の購入窓口が混雑しているが、こちらは年間パスポートで直接入場できるので、ちょっとした優越感に浸った。

 

我ながら悪趣味な優越感だなとは思う。


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前回は人だかりがあって近寄れなかったヤギのコーナーが今日は空いていたので、入園早々早速行ってみる。

 

持ち合わせが乏しいので、申し訳ないがエサ遣りはせず、ただぼんやりとヤギのたたずまいを観察する。

 

ヤギの顔を近くで見てみると、瞳孔が横に広がっており、瞳孔は丸いものという先入観があるせいか、ちょっとした恐怖が入り混じった違和感に襲われる。

 


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コアラコーナー。

 

産まれて初めて実物を肉眼で見た。

 

メディア越しに見るコアラより遙かに可愛い。

 

子供コアラが母親コアラの袋の中でまどろんでいる姿には、なんだか感じたことのない胸の痛みのような感覚が芽生えた。

 

これが胸キュンという感覚なのか。


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人間社会は疫病やら戦争やらで大変だが、コアラの世界も大変なようなので、なけなしの一円を寄付してみたが、最近値上がりした両替の手数料を考えたら、完全に赤字なので申し訳ない事をしたと後で反省。

 

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コアラの飼育小屋を彩るイラスト。

 

オーストラリアの原住民の民族芸術をイメージしているのかもしれないが、なんだかとってもサイケデリックで、見ていると言い知れぬ不安を催す。


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カピバラ

 

金網越しにお尻をつついてきた。

 

全く動じる様子はなく、目を細めて気持ちよさそうにまどろんでいる。

 

毛は太くて固い。

 

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ウサギ。

 

遠目にはちょっと大きめの石ころにしか見えない。

 

動物園の中ですら見間違えてしまうのだから、自然の中でこの擬態を見破るのは至難の業だろう。


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こちらはウサギのふれあいコーナーに転がっていた、正真正銘の石ころ。

 

一瞬、というかそれなりの時間、本当のウサギかと思った。

 

ウサギの擬態が凄いというより、私の目が悪いのか。


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坂の上の雲

 

素晴らしい景色だが、後で写真を見直したら指がレンズにかぶさっていて台無し。

 

坂の上の雲の上の指。


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ゾウガメ。

 

同じ種類なのに大きさがだいぶ違う。

 

人間に置き換えたら、赤ちゃんと大人以上のギャップになるのではないか。


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埼玉県の県の鳥、シラコバト

前回来たときは、檻の奥に引っ込んでいたので写真に収められなかったが、今日は表に出てきていたので間近で映せた。

 

そこらへんにうろついているハトと見分けがつかない。

 

やはり私の目が悪いようだ。

 

 

 

 

動物にちなんで、ハリー・ポッターのスピンオフ作品を最近鑑賞した。

 

ハリー・ポッターは、魔法使いの学生がメインの話なので、魔法の描写がたどたどしいが、こちらは大人の熟練した魔法使いがメインなので、魔法の描写がとにかくスピーディでスタイリッシュでファンタスティック。

 

続編も面白かったが、物語の重点が奇妙奇天烈な魔法動物が巻き起こす騒動から、シリーズ屈指の人気キャラ・ダンブルドアとグリンデルバルドの因縁にだんだんとずれ込んでいってしまっているのがちょっと残念。

 

商業的な視点から見れば、ファンタスティックビーストとダンブルドア関連の話は別にした方が、物語のテーマがシンプルになって見やすいし、別々のシリーズとしてそれぞれからうまい汁をより多く吸えたのではないかと、私の中のグリンデルバルドがほくそ笑んでいる。

 

個人的には、ジョニー・デップよりマッツ・ミケルセンのグリンデルバルドの方が、グリンデルバルドの繊細な悪役像に合っていて好き。

 

ジョニー・デップは、パイレーツ・オブ・カリビアンのイメージが先行しているせいか、ちょっとワイルドすぎて、知性溢れるダンブルドアと肩を並べるかつての盟友という設定にそぐわない印象。

 

相反するからこそ惹かれ合うという向きも無いではないが、そういう相性のいい、互いの欠落を埋め合うような感じもなかなかイメージできず、今回の配役交代は、ジョニー・デップには悪いが、正直、一ファンからしてみれば、シリーズにとっては怪我の功名になった気がしている。