にょろり
今日も昨日に引き続き全国的に快晴。
乾いた空気が涼しく、日差しは暖かい最高に過ごしやすい一日。
家庭菜園のカブの葉も、一日ごとに目に見えてすくすくと順調に生長している。
午前中は徒歩で銀行まで今月の生活費を引き出しに行く。
その帰り道、公園のそばを通りかかると、歩道と公園の境界にあたる低い石垣の上に植えられた灌木の根本の間から、たんぽぽらしき花が顔を覗かせていた。
覗かせていたというか、首を長くしてかなり大胆に歩道側へ花を突き出していた。
その緩やかに湾曲した茎の部分は蔓草に似た細くしなやかな質感で、一般的なたんぽぽに見られるガッシリとしたまっすぐなストロー状の茎とは一線を画している。
もしかしてたんぽぽじゃないかもしれないが、たんぽぽの花に蔓草の茎が合成されている見慣れない不自然な様には独特の気色悪さがある。
また蔓草のいかにも「にょろり」とした軟体動物的な質感や曲線が尚更その気色悪さを増強する。