365日のシンプルライフ
持ち物を一旦全部レンタル倉庫に預けて、1日に1つずつ、1年365日かけてもとに戻していくことで、人生に本当に必要なモノは何かを検証したり、モノとは一体何なのかというモノとの関係性についてあらためて考え直したりする取り組みの様子を、取り組んでる本人自らが記録したドキュメンタリー。
取り組み初日、雪が残る人気のない真夜中の町中を素っ裸でレンタル倉庫に向かってひた走るファーストシーンがインパクト大。
10日目にしてすでに生活が成り立つだけのモノが揃ってしまったのは、意外なようで考えてみたら当然のような不思議な感じ。
モノが無くても案外困らずに暮らせるようだが、それ以前に主役の彼にはこの取り組みを何くれとなくサポートしてくれる家族や友人が大勢いる。
モノの功罪が主題でありながら、彼を取り巻く人間模様がことあるごとに前面に押し出されてくるあたり、モノが無くてもヒトがいれば本当のところは何も困らないのかもしれないと考えさせられる。
余談だが、取り組みの途中で付き合うことになった彼女が無茶苦茶かわいい。