ざっくり雑記

ざっくりとした雑記です

FACTFULNES

「情報を『正しく』見ること」を推奨する、情報リテラシーの重要性を説く書籍や言説は世間におびただしく出回り、毎日のように耳目に触れるありふれた日常風景の一部になっているが、本書は「情報を『見ること』」自体を推奨する、ありそうでなかったタイプの情報リテラシーに関する本。

 

いわゆる「無知の知」の「無知」にあたる部分から脱却する方法を、典型的な「無知」の例を引き合いにしてわかりやすく提示してくれている。

 

著者自身がかつて「無知」により重大なミスを犯したことを告白している部分が、この本の主題の重みを格段に増している。