アダム・ドライバーが詩を書くバスドライバーの日常を演じる。
月曜から翌週の月曜までの一週間が丁寧に描かれる。
ちょっとしたハプニングやイベントはあるが、演出も相まって全体的に静かで抑制のきいた雰囲気。
詩人の感性や詩の教養があれば映像に込められた豊かな叙情を満喫できそうな雰囲気はビンビンに感じるが、いかんせんニブチンな自分にはこの作品を十分に味わい尽くすことができなかった。
ちなみにパターソンは主人公の名前であり、主人公が生まれ育ち暮らす町の名前でもある。
韻を踏むという詩の主要なテクニックを踏まえた遊びなのだろうか。
アダム・ドライバーがバスドライバーなのもその一環なのだろうか。