インデックス実験
多読から熟読に読書スタイルを徐々に移行させようと思い立つ。
一冊の本を熟読するにあたり、目的の箇所をすぐに検索できるよう、インデックスシールの利用を検討中。
ただ貼って名目を記入するだけでも便利だが、もっと直感的に、いちいち目で確認せずに、指先の感覚だけで目的の箇所を開ける工夫はないかと、色々試行錯誤した結果、実験の犠牲になった本の惨状が冒頭の写真。
インデックスに角度を付けて向きを変えたり、段差をつけたりして、形状と配置を手指で確認するだけで、目的の箇所を探せるように工夫した。
これなら暗闇でもすぐに目的のページが開けるぞと盛り上がったのも束の間、そもそも暗闇じゃ本なんか読めないと、遅ればせながら気づく。
空前のアイデアを発見したつもりでも、単にとっくの昔に欠陥が判明していてボツになっていたアイデアだったという、発明あるあるをまさに体験した。
電子書籍全盛の時代に紙束の本の検索性なんかにこだわっているあたり、自分はもう過去の遺物の一部なのだと思い知る。