ざっくり雑記

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群れ


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多数の生き物やそれに類するものが密集しているのを見るとぞわぞわすると昨日のブログに書いてから、その理由をもう少し深く自分に問いかけて詳細を追求してみた。

 

例えば、卵の数が多い魚のケースでは、その多さは、生まれた子魚が自然界の厳しい環境ではなかなか生き残れないことに対する保険の意味がある。

 

たくさん生むのは、たくさん死ぬからだ。

 

数が少ないと、全滅して絶滅してしまう可能性が高くなる。

 

つまり、生命の数が多いということは、死ぬ生命も比例して多いということとほとんど同義。

 

もちろん、生まれた生命がすべて生き残るケースも確率的にはあり得るけど、その場合、その生命を支えるために、食べ物や生活資源として、他の生命がさらに消費され、トータルの死の量は莫大になる。

 

たくさんの命を見たときに、その未来に待ち受ける必然的な大量の死の影を無意識に認識したグロテスクな感触が、あの独特な「ざわざわ」の正体だ。